成田山のお楽しみ
美味しいものとお土産と、鰻の薫りに満たされる(笑)
成田山について、いつもと違う駐車場にいれ、
近道の表示に従い坂を登っていくと、 不思議な広場にでました。
おみやげ屋さんが整然と長屋になっているのです。
なんともエキゾチックでそそる光景!
間口の狭い店がたくさんあって、
それぞれに特色ある縁起物を売っていて?
と思いきやみんなそれほど代わり映えのしない品揃えに見える(笑)
でそれがなんともいえず、良い。
なんなんでしょうね、この感じ。
そういうお店が集まっちゃって、そのうち震災で全滅したとか、
火事でもでたらいけないからと整理された感。
築地やハーモニカ横丁などに通づるエキゾチックさ。
香港とかにはよくありそうな(イメージですw
このガラスに手書きで屋号っていうのも、 香港ぽいでしょ!(イメージです
整然と雑然の混然具合がぐっとくる。
細かなものを所狭しと置いていて、
什器の間からおばあちゃんがのぞいてる感じとか!!!
どこもおんなじ作りであることで、ここだけのコミュニティがあることを感じて萌えるのかなあ。
娘たちが猫を覗くとき、什器の奥からおばあちゃんもまた娘たちを覗いているのである。
三角地帯になっていて、その一辺はなんと 占い長屋!
お土産物屋さんより間口が狭い。
朝が早かったので開いているお店は少なかったですが、全部開いたら壮観でしょうねー。
高島暦系の占い師さんが多いのかなあ。
うまく言えないですが、なんか、とにかくかっこいいです。
人が少ない、朝の開店準備という時間も良かったかも。
なんというか、日常の空気感が漂っていて、
参拝・観光客いっぱいでも雰囲気違うと思います。
奥山広場の地図↓
お参りを終え、賑やかな門前通りへ。
早いお昼に目についたお蕎麦やさんへ入りました。
空いてたのと、テーブル席が広そうだったというだけなのですが…
入ってびっくり食券がががががが!
なんと硬券ですっ!!!!
夫が食券を買うときに「娘がアレルギーで、持参したおむすびをこちらで食べさせてほしい」とお願いすると「あらーー大変ね!!気にしないで食べさせてあげて」と優しい言葉にほろり。
というか、この食券ケース…やばくない?
北海道の鉄道博物館でみたような、年代物なのは間違いないけど、それが現役で!色質感もたまらぬ木箱だけど、これシャッターおろして鍵かけられるシステム?
下についてる引き出しも可愛すぎる!
びっしり入ってる硬券が愛おしい〜
(興奮しすぎ
帰りにレジを護る守護神のような女将さん(たぶん)に食券ケースの撮影をお願いすると
「どうぞ!どうぞ!撮っていく方多いわよ〜」と快諾いただき、
少しお話ししました。これは写真撮りたくなりますよ!ほんと素敵です!と。
さて、お店を出て門前町をそぞろ歩きます。
お不動さんの名物はうなぎ。
うな重!うな丼!肝吸い!
夫が得意でないので(懐具合の事情もあり)今回はパスしましたが、
息子はいかにも老舗の店先で繰り広げられる『華麗なうなぎさばき』に見とれていました。
店先に溢れる良い香りと、イキのいいウナギの姿は、何よりの看板ですね。
木造三階楼然とした重厚なお店に入ってみたいので次回はうなぎにします。
夫も雰囲気で食べられそうな気がするし(笑)
坂を登り切ると綺麗な商店街。
ところどころに鎮座する十二支の石像を探して歩きます。
娘は辰が気に入ったらしく、ポケモンゲットだぜという風情で
得意げに撫でたり話しかけたりしていました(笑)。
この日は暑く、たくさん歩いて遊んだので、
駐車場に戻る道すがら甘味処に入りました。
後藤だんごやさん。ここも老舗!
80年前のかき氷マシーンでかいた氷は、氷ツブが大きく、独特の舌触り。
わたしはすい(ミゾレ)、息子はブルーハワイ。
夫と娘は名物のお団子です。
「うちのかき氷機でかくと、氷が最後まで生きてるでしょう。
今流行りのふわふわのかき氷とは違うでしょ!!」と
誇らしげにおばさんが教えてくれました。
ふわふわじゃないけど、口の中で優しく溶けるこのかき氷はまた食べたくなりそう!
わたし的には東京鳥越神社近くおかず横丁の和菓子屋さんのかき氷と並ぶ美味しさでした。
お団子はその日に売るぶんだけ臼でつくそうで、絶妙に柔らかくもっちり。
娘もほおばって食べていました。
珍しく食べるものばかりのレポートになりましたが…
美味しいものであふれた成田山だから仕方ないね(笑)
今度はいつ行けるかしら。
年末年始だとまた違った楽しみがありそうですが、
夏のかき氷は捨てがたいなあ…なんて。
お伊勢参りのおはらい町もしかり。
おもてなしと美味しいエネルギーに満たされるのも、エナジープレイスの楽しみ方ですね。
お参り厄払いのみならず、美味しい思いをして、
楽しく羽を伸ばして、また日々を頑張る。
江戸っ子の末裔だから、そういう旅が大好きすぎる。改めて再確認しました、
母方のおばあちゃんの信仰心と、父方の江戸っ子の魂がわたしの中に生きていて、
魂が喜んで仕方ないのです。素敵な感覚です。
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